インテリア・家具用語辞典/観葉植物図鑑

インテリア用語辞典

インテリアの基礎的な用語を紹介

観葉植物とインテリアはお部屋をコーディネートする上で非常に深い関係があります。インテリアや家具には用語が多く、一般の人にはわからない言葉がたくさんあります。ここではインテリアの基礎的な用語をわかりやすく紹介していきます。

インテリア・家具用語辞典:ア行

ア行のインテリア用語

アール・デコ

アール・デコ「装飾芸術」のこと。1925年にフランスのパリで開催された「現代装飾産業美術万国博覧会」(アール・デコ展)がその発端。装飾的な意味合としては、幾何学的なモチーフを多用した直線基調のラインと高級感を出すための、貴金属、象牙、黒檀紫檀、光沢仕上が特徴とされる。フランス語の「art decoratif」の略。

アール・ヌーボー

アール・ヌーボースタイル19世紀末から20世紀初めにフランス、ベルギーを中心として広まった世紀末的造形運動もしくはそれによる様式のこと。フランス語の「新しい芸術」の意の通り、曲線主体の有機的なデザインと非対称の構成を特徴としている。モチーフとして草の茎、炎、波をベースにした流れるような曲線が多様された。代表作家としてはスペインのカウディ、イギリスのマッキントッシュなど。

アンティーク

アンティーク骨董品、古美術品のこと。転じて古い様式、テイストを持つものを指す。家具での定義としては本来、アメリカでは100年以上前のもの、イギリスでは50年以上経ったものを意味するが、一般的にあいまいになりつつある。

ウレタン仕上げ

木材や皮革の処理方法の一つ。ウレタン結合とよばれる科学結合によって硬貨する塗料を用い、木材の表面を保護する方法。木の表面に強固な皮膜を作るので水や汚れに対して抜群の効果を持つ。欠点としては表面をプラスチックで覆っているようなものなので、自然な質感、手触りを損なうこと。車の本皮シートはほとんどこちらを利用している。

FRP

繊維状に加工されたガラスをエポキンやポリエステルなどの樹脂で固めたもの。「Fiber Reinforced Plastic」の略。ガラス繊維が補強材となるので軽く、特注を活用した最初の列がイームズのシェルチェアなどで、表面にうっすらと見えるキラキラとした糸のようなものがガラス繊維である。ただしガラス繊維は焼却できないため、一部ミッドセンチュリーの復刻版家具(パントンなど)はポリポロピレン製に変更されている。

MDF

細かく砕いた木材や木の粉に樹脂や接着剤を混ぜて、高温で固めた材料。表面が滑らかで密度が高く、均一なので家具の芯材などに多用される。当然ながら木目はみられない。

エルゴノミクス

人間工学の意味。ギリシャ語の「ergon」(仕事)と「nomos」(管理、法則)を組み合わせた造語。人間の特性、心理、行動パターンなどを分析し、それに合った機械や器具を設計すること。例えば椅子なら肘当てと座面の高さの関係、骨盤支持の場所と圧力など、目に見えないような部分の設計も含む。科学的に体系化したのは第二次世界大戦のアメリカといわれている。

オイル仕上げ

木材の表面を保護する手法の一つ。天然木材の繊維にオイルをしみ込ませ、木材の乾燥や腐食を防ぐ方法。表面に塗装膜はないため木材らしい手触りと自然な艶が楽しめる。ただし定期的な手入れが必要。

オットマン

オットマンくつろいだ姿勢をとる為に椅子とセットにされる足のせ用小さなスツールのこと。本来は数人が並んで座れる長椅子のことを指す。

インテリア・家具用語辞典:カ行

カ行のインテリア用語

カンチレバー構造

重力を一方向からのみで支える構造。バウハウス時代のマルセル・ブロイヤー、マルト・スタム、ミース・ファン・デル・ローエなど複数デザイナーが設計したが、特許はマルト・スタムが所有することになった。片持ち構造ともいう。

キャビネット

いわゆる収納家具の総称。タンス、飾り棚など基本的に大きさの大小は問わない。一般的に縦長のものはボードということが多く、キャビネットは縦型をさすのが慣例となっている。

ゴシック様式

ゴシック様式ヨーロッパ中期終期に現れた様式。本来は建築様式の一種で高い尖搭、それを支えるために斜めに延びた梁、またステンドグラスを多用し室内に光を取り込み、宗教的な空間を生み出した。垂直方向を強調したデザイン、豪華な装飾、彫刻などが特徴。語源はイタリア語の「野蛮なゴート人の建築」。

インテリア・家具用語辞典:サ行

サ行のインテリア用語

シェル(チェア)

シェル(チェア貝殻、木の実のような有機的な局面を持つデザインのこと。イームズがデザインしたシェルチェアがその代表格で、以後、こうした座る人が包まれるようなデザインの椅子を指すようになった。FRP、ポリプロピレンなどの樹脂成型技術によって成し得たデザインといえる。

ジョージアン様式

家具生産が栄華を極めた18世紀のイギリスで、ジョージ1世からジョージ3世のころまでのジョージアン期に流行した様式のこと。バロック様式、ロココ様式、ネオ・クラシック様式の総称。優美で繊細なデザインで、一般的に考えられる典型的なイギリスアンティーク風家具といったイメージ。

スタッキング(チェア)

スタッキング(チェア)積み重ねて収納できる構造のこと。主にイベント会場など業務用で、スチールパイプやプラスチックで出来ている簡単な構造をしたタイプが多い。座り心地と製造コスト、使い勝手などがかなり設計段階での配慮で必要になってくる。ちなみに横に繋げられるジョイントがついたものは「リンキングチェア」という。

スチール

鉄に炭素を加えて、硬さやねばりなど、素材の特性を向上させた素材。一般的には鉄と表現されるが性格には鋼である。

スツール

背もたれとひじ掛けの無い、小型の椅子のこと。比較的短時間の着座となる環境で使われることが多い。主に化粧用や、室内の補助用であったり、店舗の入り口などにおかれることからもその性格がわかる。座面が高いものを「ハイツール」と呼ぶこともある。

積層合板

LCWブライウッドのこと。木材を1~3mm程度の薄さにそぎ、それを木目がお互いに直行するように重ね、熱と圧力をかけて接着したもの。一枚板と違い木目方向に左右されないので、品種が均一で強度が高く、歪み、反りが出にくい。またか加工時に曲面にすることもできるため、成型の自由度が高いのがメリット。イームズのLCWがその代表作であり、第二次世界大戦中に添え木をヒントに作られたといわれている。一般的にはベニア板と呼ばれている。

インテリア・家具用語辞典:タ行

タ行のインテリア用語

チーク材

あかね科の落葉広葉樹林。主に東南アジアが主産地で世界的に好まれる高級木材。比較的硬く、金褐色または濃褐色、手触りもよく、気品ある味わいがある。そり、伸縮も少ないため室内装飾や家具に適している。腐食にも強く耐久性が強いため、屋内、屋外
両方に対応でき、ガーデニングにも適している。

チェスト

小物や衣類を収めるための、ふた付きの収納家具のこと。

テキスタイル

カーペットやラグ、敷物など厚手の生地、もしくはフェルトや編み物などの布地のこと。またその模様や柄をさすこともある。本来は織物そのものの意味。

天板

机やカウンター、サイドボードなどの上面のいたのこと。一般的には「てんばん」と読むケースが多いが正しくは「てんいた」甲板ともいう。

低反発ウレタン

その名の通り、ウレタンの沈み込みと復元をゆっくりと進むようにしたもの。最初はNASAでロケット打ち上げの時の衝撃と加速度の緩和、および長時間座る椅子の快適向上に開発され、それが民間にスピンアウトして量産化した。手で触ってみるとウレタンよりも密度感が高く、粘っこくゆっくりと沈み、体の凹凸にフィットする。体重を分散する能力が高く、身体に優しいとされる。椅子の座面、沈などで人気が高い。

インテリア・家具用語辞典:ナ行

ナ行のインテリア用語

ネオ・クラシック様式

ネオ・クラシック18世紀~19世紀にフランスを中心に流行した様式。それまでのバロック、ロココ様式からの反動で古典の再評価を図ったもの。椅子脚のデザインなどじは直線的になり、優美なものが多い。建築外観同様にインテリアも建築的な構成をとるようになった。新古典主義ともいう。

猫脚

テーブル、椅子、チェストなどの脚がS字型に湾曲しているデザインのこと。本来アンティークのディティールだが、優雅でクラシックな雰囲気から人気が高く、現代の家具にもデザイン要素としてとりいれられている。カブリオールともいう。

インテリア・家具用語辞典:ハ行

ハ行のインテリア用語

パイン材

いわゆる松のこと。白色からやや黄色みのかかった褐色の木材で、弾力性に富み強度が高く、その割には加工性も良いので、家具や建材としてしようされる。あっさりとした軽めのカジュアルな雰囲気の家具に使われるケースが多い。植物分類学上はどんな松でもパインであるが、家具などでは普通は北欧産の赤松を指す。

バウハウス

バウハウス1919年、ドイツのワイマールに設立された建築とデザインの国立総合芸術学校のこと。
BAU(バウ)はドイツ語で「建築」を意味し、芸術と生活を統合する存在である建築を中心に芸術と手工業、職人的技術など一切の造形活動を統合することを謳った。初代校長である建築家のヴェルター・グロピウスや、画家のワシリー・カンディンスキー、パウル・クレーミス・ファン・デル・ローエなど20世紀を代表するそうそうたるメンバーが教鞭をとった。シンプルかつ、美しい造形、大量生産を前提とした知的な設計、高い機能からくる合理性が特徴。デザインの分野にとどまらず、今世紀の文化全般に対して計り知れない影響を与えている。

バロック様式

バロック様式.jpg1600年のルネッサンス末期から1730年くらいにかけてヨーロッパに広まった様式。調和を求めた端正なルネッサンス期古典主義の反動として躍動、不規則性、情念などを表現しようとした。建築的には大理石などのモザイク模様、フレスコ画、壁柱などのゴージャスで重厚な装飾が特徴。家具の様式としても同様に重厚で彫りの深く宝飾的なテイストを持つ。語源はイタリア語の「ゆがんだ真珠」という説が濃厚。

ポリエステル

家具の塗料、化粧板、外板などに使われる熱硬化性樹脂のこと。耐久性、耐候性、耐薬品性に優れている特性を持つ。この樹脂にガラスを混入し固めたものが、椅子のシェル部分や浴槽などに使われるFRP。

ポリプロピレン

野外用の家具などに使われることの多い、熱可塑性樹脂。着色が容易で発色が良く、柔軟性、成形性に優れ、耐久性がある。

インテリア・家具用語辞典:マ行

マ行のインテリア用語

ミッドセンチュリー

ミッドセンチュリー20世紀中盤、1940年~1960年代に名を馳せた建築家、デザイナーなどの活動及びその作風の総称。工業化による大量生産、大量消費を前提に機能性を追及したデザインが特徴。その斬新なデザインには第二次世界大戦終了の解放感の元、大量生産によって
製品一つひとつを安価にし、多くの人々に素晴らしいモノを提供する事で、社会を発展させることができるはず...と人々が心の底から信じて疑わなかった前向きな時代背景にある。代表的な人物にチャールズ・イームズ、ジョージ・ネルソン、イサム・ノグチなどがいる。

メープル材

かえでの木のこと。主に北米北東部、五大湖を中心とした地域で産出される。白色で薄い赤褐色の木目を持ち、組織が密なためキラキラとした光沢があるため、明るい雰囲気で人気が高い。ちなみに高級家具の天板や車のインストゥールメントパネルの化粧板に使われる鳥の目のような木目はバーズアイメイプルと呼ばれるもの。これらはかえでの木の病変部分だ。

めっき

金属表面を他の金属で覆う仕上の処理法。美観、耐腐食、耐摩耗性などが目的で、椅子やテーブルの脚のクロームめっき、時計やハンドルなどの金めっきなどがおなじみ。塗装、アルマイトなど他の表面処理とは明確に区別される。漢字では「鍍金」と書き、カタカナで書くのは工業的には正しくない。

MoMA

MoMAMuseum of Modern Art,New York(ニューヨークの近代美術館)の頭文字をとり「モマ」と読む。1880年代のゴッホ、ゴーギャンといった作品からコレクションが始まることでも分かるように近代美術の殿堂として徹底的なコンセプトと新しいものを受け入れる姿勢を持ち、世界中の美術愛好家の聖地であるというスタンスから、インテリアグッズや日常の品々、車などもコレクションする。ここの永久展示品に選ばれることはデザイナーの一つのステータスといえる。

インテリア・家具用語辞典:ヤ行

ヤ行のインテリア用語

様式

歴史的、社会的に自然と決まっていった共通するデザイン、カタチなどの表現形態のこと。主にアンティークにおいて、こうした様式から年代やその使われた国が分かるようになる。インテリアコーディネートをするとき、まとまりが無い雰囲気になってしまう失敗の原因の一つは、いろいろな様式を混在させてしまうからである。

インテリア・家具用語辞典:ラ行

ラ行のインテリア用語

ラタン

ソファや収納家具、カゴなど多く家具につかわれる。ヤシ科のつる性植物のこと。アジアの熱帯地方に自生し、ラタンと呼ばれる植物は300以上ある。とくに、マレー半島やスマトラ産のものが有名、繊維方向への引っ張り、曲げ強度に優れており、自然な弾性と柔軟性がある。エキゾチックな雰囲気と耐久性の高さ、軽さから人気が高い。

ラブチェア

ラブチェアひじ付きのふたり掛けソファのこと。「ラブシート」ともいう。特に近世では「セティ」と呼んだ二人掛けとは言え、ついつい一人で占領してしまいがち。

リプロダクション

製造が終わったものやアンティークの製品を、できうる限り当時の素材、製法、デザインのまま再び製造した製品のこと。当時の製品の権利を持つ企業や個人の了解を得ることが普通で、そこがいわゆるニセモノとの明確な違い。レプリカ、複製もほぼ同様の定義。

リペア

家具、椅子などのキズ、色褪せ、ほつれ、焦げ、欠けなどを補修すること、またはその補修した状態。年月の経った風合いをそのまま生かして補修する場合とほぼ新品のようにする場合とと2つがある。アンティークの場合は前者の場合がほとんど、「リペア済み」とあれば修理があったことを示す。

レプリカ

複製品のこと。本来は見た目だけでなく製法、素材、処理なども本物と寸分違わないようなもののこと。だが、ニセモノのことを都合よく表現するためにレプリカと称している困ったケースもネットオークションなどではよくみられるので注意。

ロココ様式

1730年頃から1770年頃までヨーロッパで栄えた様式。それまでのバロック様式の重厚さから離れ、貴族趣味的な優美さ、軽快さが前面に押しだされた。ロカイユ(貝殻装飾)を主なモチーフとする。優雅でスムースな曲線美と装飾が特徴。

ロッキングチェア

ロッキングチェア脚部分に弓状に湾曲したパーツを取り付け、前後に揺れるようなアクションができるようにしたもの。リラックス感がある座り心地とデザインが特徴。揺り椅子ともいう。

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